友達と親友と俺


まじで無理!限界だ…。


横目で慎一を見るが、すごい顔で俺を見ていた。

尋常じゃなく汗がハンパない。



そして俺は意を決し、飲み込んだ。




………



健太「…はっ!!知らない天井!ここはどこだ?」

小松「学校だよ。ついでに詳しく言うと保健室。」



小松に聞くと、どうやら俺はあの後倒れたらしく慎一がここまで俺を担いできたらしい。

んで、今はもう昼休みらしい。


てか、小松ここで給食食べてる!……あ、そういえば小松って保健室登校だったっけな。



小松「てかお前の寝てるそのベッド、俺専用だから早くどけよ。」

健太「へ~!どうでもいい。」

小松「いやいやいや、重要なことだし。」
健太「あ、そういえば今日の放課後馬場桜のとこに来て。」

小松「なんで?」

健太「んじゃ、よろしく~。」

小松「ちょっ、おい健太。」



俺は山田さんから頼まれた用件を伝え、小松の有無も聞かずに保健室から出て行った。

俺もこれで少しは成長したよな。と自分に言い聞かせた。