健太「それ、なに?」
慎一「葉っぱ。でもちゃんと調理して味見もしたから食べれるよ。」
あ…それ食べ物だったんだ!
俺はちょっと呆れた。
健太「そうね。頑張ったやん。」
慎一「うん。健太に食べてもらうために頑張った。」
健太「いや遠慮しとく。」
慎一「どうせ健太チョコもらえんやろうし、俺からの逆チョコだよ。」
健太「いや、いいよ。」
慎一「遠慮せずに食ってよ。」
健太「いや、本当に気持ちだけでじゅうぶん。」
慎一「食べてよ。」
健太「本当にいいって。」
慎一「いいから食えって言ってんだろ!何回言わせんだよ!あっ!?」
健太「あ…はい、すみません。いただきます。」
キレた慎一はとても怖い!てか、怖すぎる。
キレた慎一にNOとは言えないのが俺だ。だって怖いんだもん。
俺は、騙されたと思って葉っぱを口の中に入れた。が、俺の体がこの葉っぱを全力で拒否していて飲み込むことができない。


