「…なに泣いてんの」

気づけばドアのとこに立ってた悠


「別に…」
素っ気なくなる自分にむかついたりして



「柚亜。」
布団を剥ぎ取られる

「返して」
「だめ」

あたしの方が年上なのに…
布団に手を伸ばすと
軽く抱き締められた


「なにあった?」
「悠が…」

また泣きそうになる



「悠が、あたしのこと、
好きなのかわかんなくて……
なんで付き合ってるの…?

あんまり会えないのに、
今日だって遅刻だし、
傍にいてくれないし……」