「もしもし…遅くにゴメンねぇ。
メールありがとう。
嬉しかったよ。」
「潤君…大丈夫?腫れてたりしないの?」
「心配してくれて
ありがとう。
少し痛むけど…
すぐに帰って
冷やしたから…
そんなに目立たないかな」
潤は少しウソをついた。
すぐに家には帰っていない。
今まで
美里と会っていた。
計画を実行させるため…。
寿麻からのメールは
すごく嬉しかった。
それに
潤は寿麻に伝えようとしていた事があった。
「寿麻ちゃん、龍との仲直りに協力してもらえる?
僕も悪かったんだと思うんだ…
今度の連休
旅行に行かない?
秋の紅葉を楽しみながら
温泉なんてどう?」
「潤君は全然悪くないよ!
優しすぎるよ…龍君が悪いのに…
仲直りしたいなんて…」
寿麻は少し考えたが
自分に出来る事があるのならと
旅行に行く事にした。