美里の表情の変化には誰も気付かず

香とのぞみは不満げに



「寿麻ばっかり…
私達もかなり気合い入ってるのにね…」


そんな二人をホォローするように


「お姫様方、余りに美しくて誰か解りませんでしたよ。」

なんて潤が言ったものだかから
香ものぞみも有頂天。


立食ビュッフェだったので皆それぞれに楽しんでいた。



そんな中で
龍と美里は外にいた。


風に当たりに来ていた龍を見つけ美里は近づいた。


「龍、聞きたい事があるの?
あなた…
私には見せない表情でいつも寿麻さんを見てるわ…
勘違いであって欲しいけど…
龍、寿麻さんを好きなの?」


「…。」