次の日
大蔵に、龍と潤は呼ばれた。
夕方4時に、学園長室に来るようにと.....
龍と潤は廊下で会い
龍は、昨晩の事は何も潤には言わなかった。
潤は龍に挨拶もせずに
学園長室に向かった。
学園長室に二人が入ってビックリ!
中には、大蔵と礼子が待っていた。
潤は礼子の顔を見るなり部屋から出ようとした。
そんな潤の腕を掴み
龍は潤の目を真っ直ぐ見て
「逃げてどうなる、聞きたい事が有るんじゃないか?」
そう言うと
潤は何かを悟ったように怒鳴り出した。
「何も聞きたくない!
龍、お前は知っていたのか?
知っていながら.....
皆で僕を騙していたんだな!
馬鹿にしやがって!!」
言い終わるなり
潤は龍を殴った。
そんな潤を止めたのが礼子だ。
礼子は又殴りかかろとする潤に抱きついた。
力強く、母親としての無言の愛情で.....
それが、伝わったのか
潤は冷静さをもどした。
そんな潤をソファーに座らせた。
そして、怒りに震え拳を握りしめる龍に
礼子は謝り
大蔵の隣に座らせると
2人を交互に見て
過去の話をし出した。
