アクシデントな恋

龍は、帰って来るとすぐに

「潤はきちんと送り届けた」

とだけ言うと自分の部屋に入ってしまった。


そんな、龍のドアを見つめながら

「それだけ..... 謝ろうとしていたのに…」


寿麻は、龍に心配をかけてしまったことを悪く思い謝ろうとしていたのだ。
しかし、そんな事には触れず、部屋に入ってしまった龍になんだかイライラしていた。



龍は、潤の部屋で見た写真が頭から離れなかった。
大蔵には聞いていた話さしだが…
やはりショックだった。

潤の母親に直接聞いていい話しなのか.....
このまま、過去には触れずにいた方がいいのか

色々考えていたが、答えがっでなかった。

『潤のこれからの行動を見てかでいいか。』

そんな事を考えていた。




寿麻は、
イライラから寂しさに気持ちが変わっていた。

最近の龍は、前より寿麻の事を気遣ってくれている…
そんな優しさが嬉しかった。
それが当たり前になっていた。

それを反省しつつ

『偽装なんだよね…』

と思うと、泣きたいほど寂しく
そんな自分に

『龍をこれ程に好きなんだ!』

と..... 涙をこらえた。