寿麻はシャワーから出た後に、何故だか他人の部屋にでも入るように、ドアをノックしてそっとドアを開けた。
すると…龍は色々あって疲れているのか布団も被らずにそのまま横になって寝ていた。
そんな龍に近づき…
何故かその綺麗な寝顔から目が放せなかった。
「寝顔まで綺麗…意地悪じゃなくれば…」
そう言った後、急に龍の目が空き
見つめあってしまった。
すると…
ニヤリと口許を上げると
「オレを襲うつもりか…?」
「なっ…何を言ってるの!!何で私があんた何かを…」
そこまで言うと、龍は寿麻の手首をつかみ
「綺麗…とか何とか言ってたじゃないのか…」
と言うと自分の方に寿麻を引き寄せた。
その行為に寿麻はビックリ!
慌て龍の手をふりほどき
「やめて!別にそんなんじゃないから…
勘違いしないでよ!
私は床で寝るから、どうぞそのままベッドで!」
そう言うと寿麻は上掛けだけをかけて床に横になった。
