「うん、今週は久しぶりに大会あるし、いっぱい応援しようね!!」 少しでも梓が元気になれるように、あたしも笑顔でいろんな事を話した。 「あ・・・・そういえば、もうすぐ智哉の誕生日だ。」 ふと思い出したかのように、梓は小さく吐いた。 「何あげるか決めたの?」 「う~ん・・・・タオルとリストバンドにしよっかなって思ってる。」 タオルとリストバンド・・・・それならバスケの試合でも使えるね!! 「うん!絶対智哉喜ぶよ!!」 あたしがそういうと、梓は笑って「ありがとう」って言ってくれた。