言われるがままに杉崎のカバンの中に手を突っ込んだ

四角い箱の角が手に当たる


「ずっと渡したかったんだよ!!」

気がついたら杉崎も涙目になってて二人して泣きそうだった


「あ、じゃあ…お互い好きだったんだ?」

俺が言うと杉崎はまぶたをギュッとつむって大きく頷いた


ヤバいかわいいし
キスしたい…w


「嬉しい…夢みてー」

「…うんっ」




バレンタインって案外悪くないかも




やっとコイツからチョコをもらえた嬉しさでいっぱいになる



このチョコ

食べないで大事に保管したいと思ったりして





END