ワンルーム



「チユ、あたし帰る」


サナ…女の子はチユに、それだけ告げると坂を降りて行こうとした。



「サナ?サナが遊ぼうって言ったんじゃん」

「うーん。また2人で、ね」



アユの中で、サナの印象は最悪だった。




「何あいつ…」