「おはよ」 眼鏡が、ない。 大きな可愛い目元が、さえぎるもの無しに、キレイに見える。 それに、綺麗で可愛いラインの鼻筋も。 やっぱり、素顔の方が、全然かわいい。 ただでさえ、惚れかけのあたしの心を、わしづかみにするには、一瞬でよかった。 しっかりとゆるぎなく、連を好きになってしまった。 「足音が止まったから、スイのような気がした」 笑ってる。 駄目だ。 笑うな。 心臓に悪い。