色×iro~素顔のままで~

「いっぱい喋っちゃった...」

「よかったじゃん」

「良くない。死ぬかと思った。緊張した」

涙目の木田。

ああ、これは可愛いな。

思ってしまった。

こういう感じが、カイトは好みなのだな。

思って何気なく見ると、カイトは歩き去りながらしっかり見てて、

あたしに気付くと、誤魔化すように笑って行ってしまう。

「...さっきの、誰?」

「ライブ仲間。カッコいいでしょ?」

一応、言ってみる。

「そうだね。...何でスイちゃんの周りには、ああいうかっこいい子がいっぱいいるんだよ」

かっこいい、んだ。

何だ、脈ありじゃん、カイト。