「そっか。私、海帆の恋応援するから!!海帆の気持ち、先生に届くといいね♪」 私は少し微笑みながら海帆に言った。 「うん♪」 海帆も私に向かって最高の笑顔を返してくれた。 放課後の教室は、いつの間にか私たちだけになっていた。 窓から差し込む夕日の光が私と海帆を優しく包み込んでいるようだった。 この日、先生の都合で補習はなくなった。 それから私たちは外が真っ暗になるまで教室でたわいもない話をしていた。