私には先生の後ろ姿を見つめる海帆の目はマンガのように目がハートになっているように見えた。 「海帆―。先生いないみたいだし、もう行こう。」 「………」 先生の後ろ姿をずっと見つめている海帆の耳に私の声は届かないみたい。 「み―ほ―!!ほらっ行くよ!!」 「え…何!?あっ……うん♪」 やっと私の声が聞こえ海帆が慌てたように返事をした。