私が戸惑ったような顔をしてたのか

すかさず高島せんぱいが


「ま-いいや。」


そう呟いた高島せんぱいの顔は

笑っていたけど目が笑ってなかった


その時だった。

私の携帯が鳴った。

私は高島せんぱいを気にしながら

電話に出た。


「もしもし彩姫!?

大丈夫??

てか今から戻ってきな」


「真凛…??」


「彩姫ちゃん…何してんの??」


「いや…電話を…」


その頃真凛達は携帯をスピ-カ-

にしてたため彩姫達のやり取りが

全部聞こえていた。


「あ?

誰が電話していいって言った??」


やだ…怖い怖いよ…


「お前さ今の状況分かる??

ここ俺ん家だよ?笑」


「やっ…やだ-誰か助けて!!」


大声で叫んだ。

でも誰も居ない部屋では虚しく

響くだけだった。

私は万が一のことを考えて

携帯を繋いだままにしていた。