おうじさまのしつけ


寂しかったからだ。

そんな寂しさを紛らわしていると
ある男性と関わりを持った。

それが女の好きな人。

会ったことがなかったが
女にとって安らぎを
もたらす人だったらしい。

女はただ一つの手がかりをもとに
親父狩りを決行した。
(&お小遣い稼ぎ)


「そいつとは連絡とってねーの?」


「だいぶ前から連絡が途絶えた」


「ちなみに手がかりって?」


「・・・・・・」


女はむっとした顔で俺を見た。

その顔はなんだか恥ずかしそうな表情で
普段からこういう顔だったらマシなのに
と思ってしまうほどだった。

「ドン引きしない?」