綾瀬が一歩前に出る。 「会長どうするの? すぐ廃れる部活なら承諾する必要はないわ」 「廃れません!」 「承諾」 「!」 俺は紙にサインをする。 「ちょっとあっさりしすぎない?」 「いーじゃん。ちょうど文芸部が定員ゼロになって 廃部になったところだし、その部室使ってもらえばいーじゃん」 「会長、ありがとうございます!!」 「よきにはからえ」