ここは至って平穏な生徒会室―。 「ケータイ小説同好会?」 紙に書いてある大文字を読み上げると 俺の目の前に居る庄司が明るく返事をする。 「はい!実は会長に背中を押され 自分をさらけ出した自己紹介が功を制したのか 私と趣味が合う友達がたくさんでき “皆で同好会を作ろう!”ってことになりました♪」 「へぇ~」 あの自己紹介って… つくづく女子って分からん。