ドドンッ。


僕は壁に打ち付けられる。


こいつらは学校まで侵入してくるのか…。


ゲホゲホとむせていると奴らの一人が

乱暴に僕の頭を上げた。


「今度、金持ってこなかったら

どうなるか分かってるよな?」


そう言って僕の学生証をちらつかせる。



ちくしょぉ…。


僕がもうちょっと強かったら…。




「待てぇ!!!」


奴らの下っ端に誰かがハイキックをする。


「誰だ!?」


「風紀委員だ!

学校の風紀を乱すものは
たとえ他の者であろうと許さない!!」


その風紀委員と名乗る男は

体格がよく筋肉質でとても頼もしかった。