「会長は存在が薄いから 顔もまだ覚えられていないのよ」 クスクスと笑う綾瀬。 「あ、いえ… 私、今日、こちらに転入してきた 庄司葵と申します…。 自己紹介が遅れてすみません」 ………。 「って事は転校生?」 「はいっ」 俺はじっとブレザーの 胸のあたりを見つめる。 「ペチャパイ」 「ガーンッ∑( ̄Д ̄;)」