「っで、生徒会には何の用?」
今度は杉崎が聞く。
「うお!出ました生徒会のイケメン!
こういう生徒のトップに立つ人って
一人は必ずイケメンがいるんですよねぇ~。
まっ、ケータイ小説の話ですけど」
「照れるなぁ~」
褒めてんのか?
女子と俺は目が合う。
「あなたは…」
じっと見つめられて
俺はちょっと怯む。
「したっぱですか?」
その一言で周りの奴ら
(特に綾瀬)がどっと笑い出す。
「はあぁ!?したっぱが
社長椅子に座ってエロ本広げてるかぁ!?
俺は会長!この南高の生徒会長!!
お前、朝会で一度は俺の顔見たことあるだろ!?」


