俺達はドタバタと玄関に向かう。
池田には姫の事はもう伝えてある。
玄関に居る池田はニッコリと
姫に笑いかけた。
「はじめまして、お姫様♪」
キキーッとブレーキをする姫。
そして、後ろにいる俺に顔を向けた。
「こんな“おうじさま”ヤダ」
「ガーンッ(゚ロ゚;)」
池田撃沈。
池田はロリコンのくせに顔がオタクっぽい。
もうヘンタイになるために
生まれてきたのかもしれない。
確かに、こいつを“王子”と呼ぶのはキツイ。
「“おうじ”はおうじがいい!!!」
俺に飛び付く姫。
俺がロリコンだったらよかったのにね。
(残念ながら俺は巨乳のお姉さんが大好き)。


