“いぢわる王子”のお気に入り♪【完】

「ま。
紗衣が、泣いて頼めば“すっげぇキス”してやるけどな?」


はぁ!?


「んじゃ、おまえのおねだり待ってるから」


あたしの肩をぽんっと軽く叩いてから、玲音は片手をヒラヒラ揺らしながら、寮の中に消えていった。


はぁ!?


はぁ!?


はぁ――っ!?


この状況で放置ですか?


この状況でオアズケですか?


冗談でしょ!?


玲音っ!?


戻ってこ―――い!!






つーか、あんたは、やっぱり……



“いぢわる王子”


玲音の……


玲音の……


玲音のバカ―――ッ!!








“いぢわる王子”のお気に入り♪【END】