そして――…


なんでだろ。


そんな自分を好きだと感じてしまうのは。


だから、いぢわる王子の前から逃げ出すことはやめにした。


もう一度、自分の気持ちをきちんと伝えるんだ。




…そうは思っても。


いざ、改まって、もう一度告白…するのはキツいよぉぉぉ!


だって、だって…


いぢわる王子のあの目。


あたしを弄る気満々だよ?


そんな相手に、こんな空気で告白なんかできないよ――っ!!