次の日、私はあの公園に来ていた。

やっぱりこの場所は落ち着く。



さすがに、妊娠3ヶ月になると、

つわりも酷くなってくる。

私は木の側で座り込んでしまった。

そんな時、後ろから声をかけられた。


『大丈夫ですか?』


私が後ろを振り向くと、一人の男性がたっていた。


『辛そうですね・・・
僕はこの近くに住んでる、高木聖也(たかぎせいや)
と言います。』

「すみません。大丈夫です。

私もこの近くに住んでいるんです。

長原と言います。」