「そういえば、今日病院だったんでしょ? 恭司に会った?」 一瞬、体が凍りついたみたいに 動かなくなって 顔を上げるのが遅れた。 「…会ったよ。診察してくれた。」 「恭司の診察なんて心配だなー」 とか言ってる沙羅ちゃんの顔は "信頼してます"の表情だった。 岩波 沙羅。 看護師を目指してる 私のお姉ちゃん。 そして、 先生の婚約者。