涙を堪えるのが必死だった。

もう二度とない

「またね」

皓平君の最後の言葉は、あの日体育館で聞いた言葉だった。

またなんてもうないのに。


ずるいよ。


皓平君。




私、初めてだったから知らなかったの。

別れがこんなに悲しいこと、苦しいこと、切ないこと。