新しい生活が始まる皓平君。 私たちは離れ離れに。 二人の間にはわだかまりができたまま。 皓平君の受験が終われば、また戻れると信じていたのに。 そして。 皓平君からの最後の電話。 「もしもし、結衣?俺、明日出発だから。いままでほんとにありがとう。楽しかったよ。元気でな。」 「皓平君も…元気で…」 「ありがとう。またね」 「…うん」