年が変わって、皓平君は受験勉強がますます忙しくなった。 まるで会えなくなった。 それでも私は平気だった。 受験が終わったら会える。 もう少しの辛抱だ。 って思ったから。 私にできることは、邪魔をしないこと、応援すること。 ほんとはたくさんたくさん話したかった。 いつもみたいにぎゅってしてほしかった。 でも言えなかった。 好きって言葉すら。