君はいつも、強かった。
君はいつも、元気だった。
君はいつも、笑っていた。

だけど、それは全部、「強がり」と
いう名の、弱さだった。

今、君に伝えたいよ。
ごめんね、ありがとう。って
知らない間に、あんなに傷つけ
ていた。いつもわたしだけ
傷ついてると、勘違いしていた。
だけど君は、わたしをせめたり
しなかった。「強がり」な君は、
いつも「臆病」なわたしを、
抱きしめてくれた。
だから、ごめんね、もう少し。
わたしはわたしをせめてみる‥。

わたしは絶対忘れない。「強がり」
な君を。「強がり」な君と
過ごした日々を。そして、二人が
出会った、春の日のあの場所を‥