魔王様の好きな人



「いや関わりは、持っている。あの子と。だから、援助だけは……」


「だめだ。関わりだけだろう?甘いなそれだけじゃ足りない、最初から言っていた通り契約は、打ちきりだ。」



「援助だけでも」


「うるさい」


ごますりしている佐伯原さんのすぐ近くに雷が落ちた。
落ちた雷のお陰で、黒い男の顔を見る事ができた。



「綺麗…」



男は、この世の者とは思えない顔をしていた。