気がつくと私はベッドで寝ていた。 服も着替えられ、髪の毛もサラサラになっていた。 「君ってそんなに髪長かったんだ。」 不意に声がした。 「僕のみた限りだと、もっと短いのかと思ってた。」 すっと、前の椅子に腰をおろした男。 「ギャーアアア」 即座に何歩か後退した。 「落ち着いてください。真希様。」 いきなり現れて落ち着いていられるもんですか。