「その力を私に向けるのは間違っています。」 だったらどうすれば… 「まずは落ち着いて力を抑えて頂きたい。あなた様が我を忘れて暴走すれば簡単に城が壊れて多くの者が傷つきます。真希様がその事実を知ればどう思うでしょう。」 真希の顔が浮かんでくる。 しいて言えばもっと笑ってほしい。 これをすれば笑ってもくれない。 目すら、合わせてくれないだろう…。 渋々力を抑えた。 そして窓ガラスに手をかざす。 みるみる元通りになった。