魔王様の好きな人




「真希様の隣にいる方は、ナイト・シエル・リン・ルトアー様です。」


長い名前。
覚えにくい。


「ナイトでいい。真希。」



ひとまず首をふる。



「ちなみにここは、魔界と呼ばれています。ナイト様はここの王です。」



ってことは…
「魔王…。」



「その通りです。」



チラッと上をみると目があった。




うわぁ…なんか呼び捨てはいけない気がしてきた。




「失礼なこと言ってごめんなさい。ナイト様。」


途端、眉間に皺がよった。