助かったぁ。 誰?天使のように助けてくれたのは? 少し緩んだすきに私は、おもいっきり肺に息を送り込んだ。 雨が降ってるけど関係ない。その時私は必死だった。 「だから言ったじゃないですか。苦しがってると。」 「…。」 何か言えよ。 ってか謝れ。 「それより佐伯原高彦の始末は?」 はっ……。 そうだった。 私は、佐伯原さんを助けるために飛び込んだんだった。 そのせいで私の生命の危機が………。 まぁ私が勝手に飛び込んだった。私も馬鹿だね。 それよりどこにいるの?