その年の夏が記録的に暑く、其処から来ている夏の疲れなのかな…その程度の認識で御座いました。だって、全て過去の事だった筈なんです。

しかし、体の重さは消えません。それどころかドンドン酷くなっていく感覚が有りました。神夏は事実を認めようとしません。

風邪でも引いたか?

そんな程度の感覚で解決しようとしましたが体調の悪化と共に精神的に落ち込む自分が居る事を感じ神夏は、ただひたすら狼狽します。

再発…

そんな事、認めたく有りません。

あれは過去の事だった筈です。病院に通う周期も二週間に一度のペースになってかなりの月日が経っています。