落っこちて行きそうな青空は何処までも続いてを見上げる者を心地良い高揚感に包みます。

こんな事をしていると、なんだかあくせく仕事してるのが馬鹿馬鹿しくなって、この瞬間が永遠に続かないかなぁ等と不届きな事考えたりします。

ごめんね、みんなぁ。

          ★

そうこうしているうちに髪の毛が伸びて、鬱陶しくて仕方が無いので馴染みの床屋に出かけました。

その時、神夏を見た床屋の御主人、一瞬絶句。

「なに、どうしたの?随分痩せたじゃないか、大丈夫?」

御主人が神夏の両肩をばんばん叩きながら驚きの声を上げます。

一緒に仕事をしている娘さんも反応は同じでした。