薄汚れた地図を片手に、記憶の片鱗を彷徨う。 いつかキミの元に辿り着けるんじゃないかという思惑につき従って。 怖いんだ。 この嘘で塗りたくられた平穏の中に、真という名の不穏が訪れるのが。 ただ平和に、退屈に生きていたいだけなのに。 どうにも僕は神様に嫌われているらしい。 どれだけ願っても、どれだけ祈っても、 何も起こらなかった。 相変わらず大人たちは僕等を傷付けるし、世界は腐っているし、それに――― ―――キミは、帰ってこないし。