五里霧中




なにより夏の風物詩。


暑い夜にはもってこいだ。


なるほど、リンもいいこと言う。


「ありがとう、リン」


「えへへー。私、偉い?」


「偉い、偉い。そんけーする」



なはは、これは嘘っぽいぞ。


頭を優しく撫でながら立ち上がる。


すると状況を察したのか、リンが素早く僕の足に絡みついた。