さて、お次は自分を失くした少年。 そう表現するとなんだかわけがわからないが、要約すると彼は解離性同一性障害なのだ。 一つの器にたくさんの意思が詰まっていて、お菓子の詰め合わせ状態になっている。 彼の名前はアルファ。 ほかの人格をアルファベットで名付けたから、その親元はアルファにした。 今は穏やかな人格だと助かるなぁ。 Zとかだったら闘争せずに逃走しよう。 そう心に決め、彼のお気に入りの中庭を目指した。