私の王子様は新入社員!?~オフィスの秘め恋~


 「!!!?」


 村形の視線が急に…意地の悪い詰るような視線に変わった。


 口元にも…あの時の悪魔のような微笑を浮かべていた。


 「…俺にからかわれて…小田切主任のリアクションはまんざらではなかったと思い
ますけど…」


 「……それは??…」


 確かにそうだけど……


 村形は私の気持ちをエスパーみたいに見抜いていた。


 「えっ!!?」


 いつの間にか…私は壁際に追い込まれていた。