翌日…俺は朝一で麻古さんの居る課を尋ねる。


「あのう~」


「!!!?うわっ!!王子様よ!!」


一人の女子社員が俺を見るなり…頓狂な声を出す。


課の全員が俺に注目。


「小田切先輩は?」


「主任!!」


「んっ?」


麻古さんは電話中。


「主任に…何の用ですか?」


「え、あ…待ってます」


俺は麻古さんの電話が終るまで…口を噤みひたすら待つ。