俺は……椅子から立ち上がって…佐野さんの居るカウンターの中に入って身を 隠す。 「澪生…お前…お近づきなるチャンスだぞ」 佐野さんは俺に小声で話しかける。 「俺のコトは気にしないで…」 …俺と佐野さんがやり取りしている場所に麻古さんがやって来た。 「いらっしゃい~」 「ブルーハワイお願い…」 麻古さんがいつも最初に頼むのはブルーハワイ…。 俺は佐野さんの下で背中をカウンターに押し付けて体育座り。 隠れて…麻古さんの声を聞いていた。 「……一人ですか?」 「……待ち合わせ……」