私たちの目の前に熱々のペスカトーレ。


 ムール貝やイカ、海老の魚介類の匂いが食欲をそそる。


 「麻古さん…チーズ振りかけていいですか?」


 「え…澪生もパルメザンチーズ振りかけるの??」


 「はい…イヤならそのままで食べます」


 「いい…いいよ…」

 
 同じ味覚を持つ澪生に私は確信した。




 やっぱり…澪生が私の王子様だってーー