いきなり大声で村形君は私に挨拶して爽やかな笑顔を浮かべる。 白い歯がキラッと光っていた。 「……」 村形君の若々しさと威勢のよさに…私は圧倒された。 「では…また…」 村形君はダンボールを持ち上げようと…跪く。 「ちょい待ち……台車を使いなさい…」 「台車?」 「…そんな持ち方してたら…また…人にぶつかる…待ってなさい!課に戻って 台車を借りて来てあげる!」