「えっ!!?」


 多恵子には少しだけ…澪生のコトを…


 年下の旦那をもらった多恵子なら私の気持ちが分かると思い相談した。




 「俺も人の恋愛に首突っ込んでいる場合じゃあねえけど…」


  水銀灯が由比弥のフクザツな横顔に光を向ける。


 「付き合っていた女には…ハッピーで居てもらいたい…。俺に紹介しろよ~その男」


 「うん…」


 別れた彼氏と…こんな風に仲良く居られるコトが何よりもウレしかった。