私は実家に半年ぶりに帰宅。


 「あら?……お帰り~麻古」


 お母さんが私を出迎えてくれた。


 「お父さんは??」


 「夜の同窓会の…食材の買出し」


 「私も何か手伝うよ~♪」


 ゆっくりと寛ぐ時間を取らずに私はお母さんの居る厨房に入る。


 「ゆっくりすればいいのに~」


 「いいの~。忙しい方が性に合ってるの」


 私はお母さんの洗った食器を布巾で拭く。