二次会はカラオケ…


 澪生は唄が上手なコトを初めて、知った。


 皆岸はじゃんじゃん…澪生に絡んでラブソングをリクエスト。


 2時間のカラオケはあっという間におしまい。


 終電も終わり…深夜の街…


 初夏の風が私の頬を掠める。


 「じゃあ~お疲れ!!」


 皆岸は上機嫌に澪生の腕に腕を絡める。


 ああやって人目を憚らず男に…甘えられる皆岸が少し…羨ましかった。