「俺は…たくさん愛人の居る…父親が嫌いだ…。それを寛容に見ている…正妻
も嫌いだ。愛なんて…そんなにたくさん持てるモノじゃない!神様じゃない…人だろ?
どうして?一人の人を愛そうとしない…」



 「……」


父親の知らないトコで幾度…見たか…


 母さんの涙を…


 俺なら…決して…自分の愛してる女性を泣かしたりしない…




 だから俺は一人の女性を愛し続ける……




 例え…振り向いてもらえなくてもーーーー


 かって麻古さんへの片思いの切なさを紛らす為に女性と付き合った。

 その人を傷つけて得た苦い教訓でもある。